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太ももほっそりの肝はインナーマッスル
太ももがコンプレックスという人の特徴的なシルエットラインに、「ももの表側の盛り上がり」と「股関節の硬く深いくぼみ」があります。これは特に、
・若いころ運動をしてきた人(運動をしている人)
・身体に力が入りやすい、もしくは抜けない人
・大食いの人
・ケア不足の人
によく見られる傾向。見た目に美しくないだけでなく、支えている股関節、骨盤、腰や背中にかけ連動しているインナーマッスルもバランスを取るために歪み、結果「スタイルで気になるところばかり」ということが多いのではないでしょうか。
「コンディションの良い筋肉」というのは弾力があり、やわらかなもの。ですから、筋肉をゆるめるストレッチで、ももの筋肉の柔軟性や血行を高め、身体のバランスも取りながらほっそりしなやかなシルエットを目指しましょう。
ももの表側の筋肉の大腿四頭筋は、身体で一番大きな筋肉。すっきり美脚の太ももを手に入れるためには、まず、この筋肉のコンディションを整えることから。カロリー消費にも関わる筋肉のコンディションを高めることで、痩せやすい身体作りに繋がりますよ。
ストレッチはゆったり行うとうまくいく
ストレッチのポイントは、リラックスすること。「伸ばす」より、「優しく手入れする」気持ちで。伸ばすイメージが先行し、痛がる人も多いです。負荷が強ければ結果が早く出るわけではありません。
激痛を感じるときは、主に以下の3点を見直しましょう。
・構え過ぎ
・力み過ぎ
・動き過ぎ
感覚で言えば「気持ちいい」くらいが目安です。気持ちよく行えるものこそ、あなたの身体にとっての正解です。
変化を実感するには「現状チェック」
鏡の前で横を向き、
・太もも表側の盛り上がり
・股関節のくぼみの深さをチェックしましょう。
また、現在の硬さ(コンディション)を知るために、触って確認しましょう。
・太ももの筋肉の硬さ
・股関節でくぼんでいる部分の硬さ
身体を動かした直後は、筋肉に血液が集まるため、すぐにスッキリとは見えません。状態が落ち着くまでにはもちろん個人差ありますが、効果の出やすい人では一晩寝て起きると変化が実感しやすいです。
ストレッチのポイント
・自然呼吸で。呼吸に意識を向けると、穏やかな気持ちでストレッチができます。
・深呼吸をしたい場合もあくまで気持ちよく。
・1ポーズは20~30秒程度を目安に。気持ちが良ければもう少し行っても構いません。
A.硬い人向けの太もも表側ストレッチ
1.両手をカラダの後ろにつき、両足を伸ばして座ります。
2.片足をお尻側に曲げます。
3.曲げた足の膝を床につけるようにし、腰を伸ばした足の方にひねります。
手で曲げた足のももを触ると、ストレッチしたい箇所に意識を持っていくことができます。
B.身体の傾きを変えてもOK
1.余裕がある人は、負荷を上げてみましょう。両肘下を床につけてみます。
2.さらに負荷が上がります。背中を床につけ、仰向けに。
今の自分のレベルと主観(痛気持ちいい感覚)に合わせて行いましょう。身体の硬い人が欲張って無理をしても、一気にゆるめられるわけではありませんし、痛さを強く感じても効果が高いわけではありません。気持ちよく行えるものこそ、あなたの身体にとっての正解です。
C.一晩で太ももほっそりストレッチ
1.上記B仰向けの状態から。
2.伸ばしている側の膝を立たせます。身体は自然に持ち上げた足側に傾きます。動きの流れに身を任せましょう。※この時点でストレッチされている感覚があれば、このまま味わいます。
3.立たせた膝を少しだけ上体の方に引き寄せます。
表側のももの筋肉がじんわりストレッチされる強さで行ってください。
いかがですか?気持ちよくストレッチできると、太ももはポカポカし、立ったときに腰が軽く感じるでしょう。ももの表側の盛り上がりが減ると、横から見たもものシルエットがほっそりきれいになりますよ。翌日の変化を楽しみながら、続けてみてください。
(文:村上カナコ)
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